先日も年配の方からご質問がありました。
Q:この前、年金に詳しい人に会って話を聞いたら、年金は5年前の分はもらえないそうですね?
私は記録が見つかってこの前振り込まれましたが、これを見ると、5年前は出ないと書いてある。年金はカットされるんですか?
ご近所の方とか、お知り合いの方とか、最近は年金が話題になることが多いかと思います。
年金は個人個人によってそれぞれ随分違いますが、どの方もご自分のケースをすべてに当てはまると勘違いをされてお話されるので、困ったことになるときがあります。
この方の場合、お勤めだった厚生年金の記録が見つかって再裁定(年金額を再計算すること)の手続きは終わっています。
新しい年金証書が送られてきて、既に今から5年前までの差額分が振り込まれています。
ここでその知人の方から「5年前の分はもらえない」と聞いて驚いてこられたようです。
結論から申しますと、その知人の方のご意見は間違いですね
確かに年金の受給には5年という時効があります。
遡って5年前までの分までしか受け取れません。
例えば60歳で老齢厚生年金を請求せずに、66歳で請求されると、60歳から61歳までの1年間は受け取れないのです。
しかし、年金の記録が見つかった場合は、時効特例法がありますので、5年より前の分もちゃんと受け取れます
年金証書にはもともとの法律どおり、「5年より前の分は受け取れない」趣旨のことが書かれています。
しかし、ご安心下さい。記録が見つかった場合は大丈夫ですよ
ただし、時間はかかりますが。。
それも以前に比べると早くなってきているようです。
もしも、このブログを読んでらっしゃる方のお知り合いの方で「5年より前の分はもらえないんだ」と心配されてる方がいらっしゃったら、「年金記録が見つかった場合は最初からもらえるから大丈夫だって聞いたよ」と、どうぞご安心下さいとお伝えくださいね~
私(あの人)の場合はどうだろうと疑問に思われた方は右のメールフォームからご遠慮なくお問い合わせ下さいませ。
では、また☆
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