国民年金保険料の納付について~相談事例より

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コメント欄にご質問をいただきましたが、お答えすべき点が多いですので、改めて記事にさせていただきました。

匿名希望の方であり、コメント欄の情報だけからお答えできる範囲のことを書きますね。

相談者は39歳(満年齢かどうかはわかりません。今年40歳になられるのかもしれませんが)。

今まで年金を納付していなくて、68ヶ月が全額免除となってました。

Q:「今年から10年さかのぼって年金がかけるようになると人づてにきいたんですが。私今年39歳で10年さかのぼってってことは75歳の年齢まで年金をかけていくということでしようか?年金は国民年金です。」

1.年金受給資格を得るには300月が必要です。

今現在68ヶ月ということは、300ー68=232ですから、あと232月必要ですね。
19年と4ヶ月です。
国民年金は60歳まで強制加入です。

この方の場合、現在39歳ですから、60歳まであと21年あります。
今から納付もしくは免除を受ければ、充分間に合います。60歳以降も任意加入する必要はありません。

ただし、年金の受取額を増やしたいということであれば、任意加入はもちろん可能です。

2.国民年金の任意加入は原則65歳までです。

昭和40年4月1日以前に生まれた方は、高齢任意加入といって、特例として受給資格を得ることができるまで、最高70歳まで加入することができます。

この相談者は39歳ですから、年齢的に65歳までしか任意加入できません。

高齢任意加入につきましては、また日を改めて詳しくお話しますね。

3.国民年金保険料の納付期間の延長はこの通常国会への提出法案のひとつであり、まだ決定したわけではありません。

未納期間、未加入期間、任意加入期間のうちの未納期間について、過去10年に遡って納付が可能になるようです。

ただし、2年より前については、加算が付いて保険料が高くなりますね。
追納という考え方ですので。

これにつきましても、改めて詳しくお話しますね。

免除の場合はどうしても年金の受取額が少なくなりますので、可能であれば納付されることをおすすめします。
老後の生活設計を考えた時、年金プラス預金等ということになると思いますよ。

匿名希望さん、おわかりいただけましたでしょうか?

また何かありましたら、コメント、メッセージ、あるいは右メニューのメールフォームからお問い合わせくださいませ。

では、また☆



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コメント

    • 年金専門社労士:高路瑞穂
    • 2010年 2月25日

    1. ありがとうございます
    分かりやすくありがとうございます。
    http://ameblo.jp/kouromizuho/

    • 年金専門社労士:高路瑞穂
    • 2010年 2月25日

    2. いえいえ、こちらこそ
    >匿名さん

    コメントありがとうございましたm(__)m

    記事読んで下さったんですね!
    よかった~

    また何か疑問点等がありましたら、いつでもお問い合わせ下さいね(^-^)

    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
    http://ameblo.jp/kouromizuho/

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