こんにちは! 年金☆マスターの高路(こうろ)瑞穂です。
先日、年金の相談に来られた方はご主人がサラリーマン、
奥様は扶養に入っておられました。
夫は国民年金第2号被保険者
妻は国民年金第3号被保険者
しかし、夫が失業されたので、
2人とも国民年金第1号被保険者になりました。
ということは、平成21年度は毎月、1人あたり、14,660円を納付しなければなりません。
失業して納付が困難な場合、
保険料の免除を受けることができます。
そのとき必要な書類はまた今度ご説明しますね。
今回の相談者は「免除を受けた方が得ですか? それとも損ですか?」とお尋ねでした。
さて、皆さんはどう思われますか?
失業などの特別な事情がある場合、
全額免除が認められます。
平成21年4月から国庫負担が2分の1になりました。
つまり、税金から補填されるのです。
年金の受給額を計算する時、
免除を受けた分だけ減額されます。
平成21年度は20歳から60歳までの40年間納付していただいて、
老齢基礎年金の満額が一年間で792,100円です。
40年間つまり40×12=480月で792,100円ということは、
1ヶ月あたり、792,100円÷480=1650円です。
仮に3ヶ月だけ全額免除が認められたとすると、
国庫負担が2分の1ありますから、
受け取る年金額は、1650円×2分の1×3=2,475円となります。
ということは、免除ではなく納付した場合との差額も2,475円となりますね。
つまり、3ヶ月全額免除であれば、
納付した場合と比べて、年間で2,475円少なくなります。
これを損と思うか、得と思うかは、ご本人の判断次第でしょう。
仕事が見つかるまでの間が長くかかるようであれば、
免除の期間も長くなって、減額される額も多くなるわけですから、
すぐに仕事がみつかりそうなら免除を申請する方がいいともいえますね。
結局、相談者のご夫婦は免除申請をされました。
ご本人の自由ですから。
では、また☆
1. 大変勉強になりました。
私はなにも考えずに、免除申請出しちゃいました。
会社辞めてからも浅はかで、困っています。
記事を参考に、再度考え直しますね。
ありがとうございました!
http://ameblo.jp/fukugyou-kaiko/
2. いえいえ(笑)
>円満退社推進委員会@ゆうきさん
コメントありがとうございましたm(__)m
免除が損か得かという指摘は、私自身考えたことがなかったので、驚きました。
http://ameblo.jp/kouromizuho/