こんにちは! 社労士・行政書士の高路(こうろ)瑞穂です。
日本の企業にお勤めの方が海外で働くケースが増えてきました。
その場合、現地の国の社会保障制度に加入しなければなりません。
その国の社会保障制度の保険料を負担しつつ、日本の保険料も負担するという二重負担の問題が起きてしまいます。
また、一定の期間加入しないと受け取れない年金制度を採用している国では、資格に必要な年数が足らず、掛け捨てになってしまうことがあります。
そこで諸外国と日本は社会保障協定を結んでいます。
社会保障協定を結んでいれば、
・保険料の二重負担が防止されます
・年金の加入期間が通算されます
つまり、現地の国の年金に加入していたが、年数が足らなくて受給できなかった方が、日本の年金期間を通算することで、その国の年金も受け取れるようになるのです。
現在、協定を結んでいる国がいくつかあります。
平成22年12月からスペインとアイルランドの協定が発効されます。
詳しいことは日本年金機構のHPの社会保障協定のページ
をご覧下さい。
これからもどんどん協定を結ぶ国が増えてくるのでしょうね。
では、また☆
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