年金は貯金ではないんです

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先日、20代前半の方と年金に関してお話する機会がありました。

一人は「私が死んだらこれまで払ってきた私の年金はどうなるの? 払っても損だ!」と言われ、
もう一人には「私が払った分以上に年金をもらえるんですか?」と聞かれました。

どうも誤解があるようです。

年金は貯金ではないんですよね。
払った分が戻ってくるという考え方はちょっとおいておいてください。

あなたのおじいさん、おばあさんのことを思い出してみてください。
働いてらっしゃいますか?
お仕事をされてなければ、あなたのお父さんやお母さんが仕送りをされていますか?
お仕事もされてないし、仕送りも受けていないのであれば、おじいさんやおばあさんはどうやって生活費を得ておられるのでしょう?

それは国には年金制度があり、年金で生活されているんですよね。
もちろん、ご自身の貯金とか自助努力もありますが。。

今、あなたが納付している保険料で今のお年寄りを支えています。
そして、あなたが歳を取って働かなくなった時、今度はあなたが年金に支えられるようになります。
これを相互扶助といいます。

年金は貯蓄ではなくて、お互いに支えあう相互扶助なんだと覚えておいて下さいね。

それに年金は老齢年金だけではなくて、障害年金、遺族年金もあります。
いざという時の心強い支えです。
それも納付要件といって、保険料を納めていないと請求できないことがあるんですよ。

学校でも会社でも、社会保障制度とか税金とか、社会に出てからの常識みたいなことを教えてくれるといいですよね。

疑問、質問等ありましたら、ご遠慮なくお問い合わせくださいませ。

では、また☆



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コメント

    • いな穂@アラフォーFP
    • 2010年 5月1日

    1. 確かに
    公的年金と個人年金をごっちゃにして考える人が多いですね~。
    http://ameblo.jp/fp-minoru/

    • 年金専門社労士:高路瑞穂
    • 2010年 5月1日

    2. ありがとうございます
    >いな穂@アラフォーFPさん

    そうなんですよね~

    このあたりのお話はいな穂先生のような専門家にお任せします(笑)
    http://ameblo.jp/kouromizuho/

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