こんにちは! 年金専門社労士:高路(こうろ)瑞穂です。
会社を退職すれば、ハローワークに行って手続きをして、雇用保険の基本手当を受給しますね。
雇用保険は以前失業保険といってまして、今でもなじみがありますので、ここでは「失業保険」という言い方をしますね。
60歳を過ぎて退職ということになれば、老齢厚生年金を受給できる方もいます。
60歳から65歳までの老齢厚生年金は正式には「特別支給の老齢厚生年金」といいます。
5年間だけの有期の年金です。
今日お話しする年金とはこの「特別支給の老齢厚生年金」のこととしますね。
で、ここで問題です。
失業保険と年金は同時に受けられるでしょうか?
残念ながら、65歳未満の方の場合は同時に受けられません。
どちらか一方だけです。
では、どちらを受けるのがおトクでしょうか?
これはそれぞれの方によって違います。
方法をお教えしますね。
1.年金の見込み額は社会保険事務所で出してくれます。
年金手帳と認印を持っていって聞いてくださいね。
2.今度はハローワークです。
会社から送られてきた離職票を持っていきます。
そして、求職の申込をする前に、窓口の人に、「年金と比較がしたいので」といって、基本手当の金額を計算してもらってください。
3.基本手当は日額です。
年金は年額ですから、360で割って一日あたりの金額を出します。
それとハローワークで計算してもらった基本手当の金額を比較します。
基本手当の方が多かったら、そのまま求職の申込をしてください。
もしも、年金の方が多かったら、求職の申込はしないで、年金を受けることにしてください。
既に年金を受けている方が失業保険(基本手当)を受けることにした場合は、社会保険事務所に書類を提出しなければなりません。
出し忘れていると、一旦年金が止まりますので、注意してくださいね。
おわかりにくい点がありましたら、ご遠慮なくメッセージしてくださいね~
では、また☆
1. あれ?
65歳の誕生日前月の例の方法は?
http://ameblo.jp/fp-minoru/
2. どうでしょうか
>いな穂@アラフォーFPさん
う~ん(苦笑)
私はあまりお勧めしませんが……。
http://ameblo.jp/kouromizuho/