海外で暮らす場合、年金はどうすればいいのでしょうか

この記事は2分で読めます

こんにちは! 年金☆マスターの高路(こうろ)瑞穂です。

長妻厚生労働大臣jは年金専門の職員を増やすお考えのようです。

そうですよね。

年金記録が見つかって、年金の計算のやり直し(再裁定)をする場合、

わかっていても実際に振り込まれるまでかなりの時間がかかります。

年金は改正が多く、複雑な制度になっています。

正規の職員さんより大ベテランの年金相談員さんの方が詳しいこともあります(笑)

一日も早い年金記録問題の解決を願っています。

さて、以前外国人の方の年金相談をさせていただいたお話を書きましたが、

今度は逆に日本人が海外に暮らす場合、

年金はどうすればいいと思われますか?

大きく分けて二つあります。

1.住民票を転出する場合

1年以上海外に暮らすのであれば、

一旦住民票を転出してください。

日本に居住していないわけですから、

年金に加入する必要はありません。

もちろん、年金を納める必要もありません。

強制加入ではなく、

任意に加入することができます(在外任意加入)。

日本にいる家族などが協力者になり、

引き続き保険料をお支払い下さい。

ただし、年金が未納にならないように注意してくださいね。

障害年金と遺族年金は納付要件が問われますから。

この話はまた今度詳しくします。

そして、ご自分が年金を受給する時、

もしも300月(25年)に足りない場合は、

任意加入していない海外にいらした期間を合算対象期間、

いわゆるカラ期間として、受給資格に入れてくれます。

パスポートなどは大切においておいてくださいね。

これも今度詳しくお話します。

2.住民票を転出しない場合

主に1年未満で帰国する場合を想定しています。

転出しないということは日本に住んでいることになりますから、

強制加入、今まで通りです。

保険料を納めてください。

やはり同じく障害年金と遺族年金では納付要件が問われますから、

原則的には翌月末日までに

遅くとも2年以内に納めるようになさってください。

まれに1年以上海外に暮らすんだけど、

日本に住民票を置いたままの方がいらっしゃいます。

本来は転出が望ましいのですが。。

日本にいらっしゃることになりますから、

もし仮に納付の月数が足りなくても、

1.のようにカラ期間としてみてくれません。

わかりにくい点がありましたら、

ご遠慮なく質問してくださいね。

では、また☆

ペタしてね


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

    • みぃこ
    • 2009年 10月11日

    1. いつも勉強させてもらっています☆
    国際結婚や仕事で海外在住の友人が多いので、とても参考になりました。

    またさらに詳しいお話もお願いします!
    http://ameblo.jp/hareamekumori-24-7/

    • 年金☆マスター高路瑞穂
    • 2009年 10月11日

    2. わかりました(^-^)
    >みぃこさん

    ありがとうございます。

    必要な情報を必要な方にお届けして、少しでもお役に立てるようにがんばります☆

    よろしくお伝えくださいね~
    http://ameblo.jp/kouromizuho/

    • ちょこみ
    • 2009年 12月11日

    3. 初めまして
    松原さんのブログより参りました、ちょこみと申します。
    私はシンガポールにもう5年近く住んでいるのですが、こちらにくる前に住んでいた場所で転出届けは出していません。しかし国民年金の保険料は全部払っています。
    転出して任意加入にしない場合、保険料は免除になる分、老後の給付額は減るという理解なのですが、転出せずに保険料を払うのに比べて、転出して任意加入した方がお得な理由はありますか?

    転出しなかった理由は、転出してしまうと国民年金基金の加入資格を失うと言われたからです。今まで厚生年金のある会社に勤めていなかったので、国民年金だけではリタイアしてから生活できなさそうなので。。
    また国民健康保険の保険料も払っている事によって一時帰国した時に面倒な手続きをせずにお医者さんに掛かれるという理由もあります。

    転出しないことで唯一不便なのは選挙の時に在外投票できないことですが、他にも転出届けを出すメリットはあるのでしょうか。
    よろしくお願いしますm(_ _)m
    http://ameblo.jp/schokomi/

    • 年金専門社労士:高路瑞穂
    • 2009年 12月11日

    4. Re:初めまして
    >ちょこみさん

    はじめまして! コメント、ありがとうございましたm(__)m

    私もVanillaさんのブログ好きですよ(笑)
    強み発掘でしたら、オンラインでもやっていますし、ふるさきまきこさんの「自分の強み発見ラボ★心穏やか自分らしい生き方」をご覧になってみられては、いかがでしょうか。。

    前置きが長くなりました。では、質問にお答えしますね。

    確かに転出して任意加入にしない場合は、保険料を払う必要がありませんので、厳密に言うと免除ではありませんが、老後の受取額は減りますね。仰るとおりです。

    転出せずに保険料を払う場合と、転出して任意加入して保険料を払う場合、同じことになりますね。
    ちょこみんさんは全部払ってらっしゃるので、日本にいて保険料を納めてらっしゃるのと同じです。

    国民年金基金のことまで想定していませんでした。確かに住んでらっしゃらなければ加入はできませんね。
    国民健康保険の保険料も払ってらっしゃるのですか。なるほど。。

    そうですね。選挙は在外投票できないでしょうね。日本に住んでいることになっていますから。。

    この記事本文にも書かせていただきましたが、転出届けを出すメリットというよりも、方針として1年以上日本を離れるのであれば、転出届を出すようにしていただきたいということのようです。

    ちょこみさんは全部国民年金保険料を払ってらっしゃいますから、障害年金や遺族年金の納付要件を心配することはありません。

    あえて言えば、転出届を出さず、住民票があれば、所得税や住民税がかかる可能性があるということでしょうか。。

    転出届を出すメリット、デメリットというよりも、原則は1年以上日本を離れるのであれば、転出届を出すようにしてくださいということです。

    すみません。いい回答ができなくて、申し訳ありませんm(__)m
    http://ameblo.jp/kouromizuho/

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近のコメント

おすすめ記事を表示するためには、あらかじめ記事編集画面にあるカスタムメタボックスより「おすすめ記事」を選択してください。